ドリルの各部名称
穴があく大きさです。
先ネジタイプ:回転力を利用して材にくい込んでいきます。
先三角タイプ:推力を与えた分だけ材にくい込んでいくので、自分でスピードコントロールが出来ます。
穴あけの際、ドリルの回転円周に沿って材の繊維(木目)などをケガキながら進む刃(爪)です。
ケガキした部分を削り取る主刃です。
錐全体の長さです。
ネジ丈はあけたい穴の深さよりも少し長いものを選んでください。ネジ丈が短いと切屑が詰まりトラブルの原因となります。削り取られた切屑はラセン部分に沿って排出されます。
軸部分を電動工具のチャックに取付けます。形状には六角軸・丸軸・三本溝があります。軸径と軸形状で使用できる電動工具は変わってきます。
切れ味が低下した場合は、スクイ刃及びケガキ刃の内側を平ヤスリで研磨していただくことが出来ます。研磨方法について
ケガキ刃とスクイ刃の高さの差が、先ネジピッチの1/2になるまで行えます
先ネジの欠損、折れ、ケガキ刃の破損、ネジ丈での曲がり・折れ、軸部での曲がりがある状態の錐は再生不可となります。
①スクイ刃が45度になるように製品を傾け、平行にヤスリをあてる
②摩耗したスクイ面を新しい刃が出るまでヤスリをあてる。
①ケガキ刃の内側を面に沿って摩耗したところが少なくなるまでヤスリをあてる。
②ケガキ刃は内側が丸くなるようにヤスリをあて、後で外側のバリを取って仕上げる。
先端の形状について
刃先が先ネジになっています。押さえなくてもネジの力で穴をあけ進めていきます。ボール盤でのご使用は材が持ち上がる危険がありますのでおすすめできません。
【製品例】
No.5 ショートビット
No.6 兼用ビット
No.4 ドリルビット
No.7 インパクトビット
刃先がネジになっています。押さえなくてもネジの力で穴をあけ進めていきます。ボール盤でのご使用は材が持ち上がる危険がありますのでおすすめできません。木工ドリルの大口径は切削抵抗を考慮してこの設計になっています。
【製品例】
No.5 ショートビット 39mm以上
No.6 兼用ビット 39mm以上
No.7 インパクトビット 26mm以上
刃先が三角になっています。押さえた分だけ進んでいくので止め穴加工に適しています。ボール盤でのご使用にも適しています。
【製品例】
No.5B 先三角ショートビット
刃先が鋭角になり、ネジがありません。押した分だけ進んでいくので止め穴加工にも適しています。
【製品例】
No.601 竹用ドリル
軸の形状について
六角軸
充電ドリルドライバ・電気ドリル・ボール盤でのご使用が可能です。 6.35mm六角軸の場合はインパクトドライバでのご使用が可能です。
三本溝
丸軸に面(3面)が取ってある形状です。自在錐シリーズの軸はこの三本溝タイプとなります。充電ドリルドライバ・電気ドリル・ボール盤でのご使用が可能です。
丸軸(ストレート)
座掘錐シリーズのドリルやガイドはこの丸軸(ストレートタイプ)となります。充電ドリルドライバ・電気ドリル・ボール盤でのご使用が可能です。
その他の豆知識
六角軸
三本溝